薬剤師さんが家にやってくる!
年始からあっという間に新緑も濃くなる季節になり、更新までかなり時間があいてしまいました。
クリニックは相変わらず、無事に過ごさせていただいています。
さて、お題にある通り今日は薬の管理について、半年前のことになりますが…2023年の年末に亀山市総合保険福祉センターあいあいで開催された第2回他職種連携研修会に参加させていただきましたので、お薬の管理や薬剤師さんとのお付き合いについて皆様にもお伝えしたいと思います。
この会は亀山市が開催しているものでクリニックの先生や地域の薬剤師さんや訪問看護さん、保健師さん、理学療法士さん、ケアマネージャーさんなど多職種の方々が参加されています。
まずは、お薬をとりまく現状と課題について川崎薬局 岡田直先生のご講義の後、実際に岡田先生が関わってお薬の調整をしたケースについてお話しいただき、その後集まった多職種でお薬の管理で困っていることをグループワークで情報共有し、解決策を話し合いました。
どのグループのお話もお家で起こりやすいことで、興味深くお話を伺わせていただきました。
このような機会をいただきました川崎薬局 岡田先生、亀山市地域医療課様ありがとうございました。
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ところで
これを見てくださっている皆様は薬剤師さんがお家に訪問してくれることを知っていますか?
最近は時々薬剤師さんの訪問ができるとテレビCMでもやっていますので、知っている方も多いかもしれませんね。
(もちろん介護保険や医療保険の負担額に応じてお代はかかります。)
薬剤師さんは知っての通り、お薬の説明をしてくれたり、飲みやすいよう相談に乗ってくれたり、錠剤を粉薬にしたり、複数のお薬を一つの袋に入れてくれます。
薬局にもらいに行くのと自宅配達との違いは何かというと・・・
まずは直接薬局に行かなくてもお薬が自宅に届くという点が違います。介護などでなかなかお薬を取りにいけない方や免許証を返納された方にとってはとてもありがたいサービスです。また、自宅の様子を見てもらいながら、生活環境やライフスタイルに合うお薬の飲み方や飲み忘れしにくい方法などを一緒に考えてくれるなど、より便利で安心な服薬ができるよう個別対応をしてもらえるのが配達の利点になります。
処方されたお薬を直接お薬カレンダーやお薬BOXに入れてもらったり、飲み忘れたお薬も回収して次回の処方の際に役立ててもらうことができるため、お薬に関するする全てのことがスムーズに、かつ間違いにくい工夫もしてくれます。
実際に当クリニックで訪問診療がスタートすると、いろんな棚からいつのものかわからないお薬が出てきて、ご本人でさえ残薬の存在を忘れてしまっているケースも多々あります。
このような時、薬局さんが定期的に自宅訪問してくれるようになると環境も整い、飲み忘れが少なくなることがあります。飲み忘れが減るだけで体調が安定する方も少なからずおられますので、自宅に配達してきちんと飲めているか確認してもらう事はメリットが大きいと思います。また、お薬を飲むのが苦手な方や飲みにくい方への相談にも応じてもらえますし、他の薬との飲み合わせや副作用の確認などお薬のプロが自宅に伺うメリットはたくさんあります。
もし今、お薬の管理で困っていることがあれば、ぜひかかりつけの薬剤師さんに相談してみてくださいね!
看護師 服部 直子
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みえ在宅医療クリニック 内科 ・ 疼痛緩和内科
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