第6回日本在宅医療連合学会に行ってきました

こんにちは、看護師の門間です。

連日、気温が35度を超える猛暑が続いていますが皆様、涼しくお過ごでしょうか。毎年、この時期は熱中症と思われる症状で体調を崩す方が当院でも急増します。水分補給も大事ですが、エアコンで室内の湿度を下げて、着るもの食べるものなども工夫しながらとにかく涼しく過ごしていただき、この激暑を体調崩さずに乗り切ってほしいと願うばかりです。

ところで脱水症には経口補水液の摂取をお勧めすることがありますが、先日、ある大手メーカーの担当者様に聞いたところでは、経口補水液がお店の飲料水売り場に陳列されるようになり嬉しいことだが、水分補給のために購入される方が増えた影響で、血圧が上昇したり腎臓機能の数値が悪化している方が増えているというお話でした。経口補水液は一般的なスポーツドリンクよりナトリウムやカリウムなどの電解質(ミネラル)濃度が高いため、高血圧や腎臓の機能が低下している方が水分補給のためにたくさん飲用すると塩分の過剰摂取の状態となりかえって血圧や腎機能が悪化することがあり危険です。経口補水液には脱水症の予防効果はなく、あくまで発熱、下痢や嘔吐、激しい発汗による塩分の喪失を伴うような脱水症状があるときに飲むと症状改善の効果が得られる飲み物とされており、普通の水分補給程度であれば水やお茶など塩分を含まないもので十分ですので、経口補水液の飲み過ぎにもご注意ください。

さて、前置きが長くなりましたが…先月20、21日に千葉県幕張で開催された第6回日本在宅医療連合学会大会にやっと行くことができました。恥ずかしながら今回、初めての参加です。

この日も大変、蒸し暑い日でしたが、会場内には大勢の在宅医療に関わる熱い想いをもった医療関係者、異業種の方々があふれており、講演やセミナーの数の多さに大変、驚かされました。会場内は在宅ケアの体験ブースや在宅医療関連業者の様々な最新商品の展示ブースなどが隙間なく並んでおり、近年の在宅医療の注目の高さと進化をそばで感じることができました。職種、クリニックの規模や形態にかかわらず、みんな同じ悩みを持っていることを知り、自身の在宅医療の視野も広がる機会になりました。

来年は長崎で開催予定だそうです。非会員でも参加ができますので、ぜひ在宅医療に興味がある方は参加してみてください。

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みえ在宅医療クリニック 内科 ・ 疼痛緩和内科
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